【J2第29節】山形v神戸【レビュー】

この試合の前最後に山形が勝利したのは第21節のアウェー水戸戦。その後から何かの歯車が狂ったかように4連敗+3連続引き分けという悪循環。気がつけばこの時点でプレーオフ圏内まで勝点差が9。万が一の試合を落とすことになれば今シーズンが終わりかねない一戦であった。

さて試合前の入場のシーンでなぜかゴール裏最前列で警備員とコアサポが揉めている。あとでVTRを確認したら監督解任の弾幕を出していた。いや試合終了後ならまだわかるのだが、試合前のこのタイミングでやることか?この試合の意味を分かっていればこのタイミングでやれるはずはないのだがどうしたものか。

試合は個の力が強い神戸のペースが主導権を取る。一方の山形は主導権こそ渡すも決して引かない戦いで事が進む。

最初の得点は32分神戸。ゴール前競り合ってこぼれたボールをミドルで決める。スタジアムの空気がだんだん悪くなる状態で前半を終える。

後半になるとようやく山形が反撃開始。52分競り合いで相手がCKにしてくれたところ伊東のCKから林が頭て合わせ同点。これでようやくスタジアムのボルテージが上がる。

オープンな展開は66分ゴール前伊東が粘ったところこぼれ球をロメロ フランクが右足を振りぬきゴール左隅に決め逆転。ところが70分神戸マジーニョをフリーにさせると左足で30mのミドルがゴール左上につきささり2-2。どちらも勝利がほしいところ決着は意外なところから。

83分山形の中村からの縦パス。伊東がドリブルで左サイドで切り込みに成功。中央に折り返したところ中島の右足は相手にあたりそのままゴール。再び山形が勝ち超しに成功。神戸も怒涛の攻めを見せるもこの日の山形は最後の最後で踏ん張りこのまま終了8試合ぶりに山形は勝利。神戸は連敗となった試合であった。

この勝利で山形はかろうじて首の皮一枚は繋がることになったのだが、この試合はきちんと全員が走る。勝負所は詰める。という当たり前のことを当たり前にやったから、それをやらなかった2失点。やった3得点という結果になったのだと思う。

これでプレーオフ圏内まで勝点差が8。残り試合は13試合と考えるとぎりぎりな戦いが最後ま続く。次は水曜日アウェー栃木。日曜日もアウェー富山。ここで勝利してもこのアウェー2連戦で最低勝点4を取らないと状況はかなりきびしくなる。

最後に勝利が最高の妙薬である。と改めて思った神戸戦であった。

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